予防接種|たにがわクリニック|栗東市の糖尿病内科、腎臓内科、内科、小児科

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予防接種

予防接種|たにがわクリニック|栗東市の糖尿病内科、腎臓内科、内科、小児科

当院の予防接種の特長

当院の予防接種の特長

世界中にはたくさんの感染症が存在しますが、その中でワクチンが開発され、ワクチン接種によって予防可能な感染症はごく少数です。そんな防ぐことのできる病気に対しては積極的にワクチン接種することをお勧めしています。
たにがわクリニックでは通常の待合室と発熱や風邪症状のある方の待合室を分けているため、診療時間内であればいつでもワクチン接種を受けていただけます。ただし、インフルエンザワクチンなど一部のワクチンは期間を限定して接種を行いますので、接種時期が確定しましたらお知らせします。

ワクチン接種のweb予約と前もって予診票を記入の上ご来院いただくことをお勧めします(ワクチンの種類によっては、web予約ができないものもあります)。

16歳未満のお子様の予防接種の際には、必ず保護者の方が同伴でお越しください。母子手帳も忘れずに持参してください。お子様の定期接種のスケジュールについて分からないことがあればいつでもご相談ください。

接種可能なワクチンについて

乳幼児・小児のすべての定期接種が可能です。任意接種のおたふくかぜワクチンや、大人の肺炎球菌ワクチン、帯状疱疹ワクチンなども接種可能です。また、海外出張・旅行・留学などに必要な予防接種も各種実施しております。取り寄せが必要なワクチンにも対応いたしますので、お気軽にご相談ください。

接種可能な主なワクチン

定期接種(事前予約なしで接種可能)

  • ロタウイルス感染症
  • B型肝炎
  • Hib感染症
  • 肺炎球菌
  • 四種混合:ジフテリア・百日せき・破傷風・急性灰白髄炎(ポリオ)
  • 二種混合:ジフテリア・破傷風
  • 三種混合:ジフテリア・百日せき・破傷風
  • 結核(BCGワクチン)
  • 麻しん・風しん混合ワクチン
  • 水痘
  • 日本脳炎
  • ヒトパピローマウイルス感染症(シルガード9)

任意接種

・事前予約なしで接種可能なワクチン

  • おたふくかぜ
  • 高齢者の肺炎球菌

・接種できる時期が限定されるワクチン

  • インフルエンザ

・事前に予約が必要なワクチン

  • 帯状疱疹(シングリックス)
  • A型肝炎
  • B型肝炎(任意接種)
  • 麻しん
  • 風しん
  • 狂犬病
  • 髄膜炎菌
  • 破傷風
  • ヒトパピローマウイルス感染症(サーバリックス・ガーダシル)

など

定期接種の費用は公費でまかなわれ(一部、自己負担あり)、任意接種は自己負担となります。助成内容の詳細については、市区町村などにご確認ください。

子どもの予防接種

たにがわクリニックでは乳幼児・小児のすべての定期接種が可能です。また、おたふくかぜ、インフルエンザなどの任意接種も受けていただけます。
生後6週から接種できるものもありますが、「生後2か月の誕生日にワクチンデビュー」、初めてのワクチンは「ロタウイルス+B型肝炎+Hib感染症+肺炎球菌」の同時接種をお勧めしています。
初めての予防接種なのに同時に何種類も受けることに不安を感じられるかも知れませんが、同時接種の安全性・必要性については世界的に認められています。ただし1種類ずつ受けたい方には1種類の接種でも可能です。生後6か月までに受けたいワクチンの種類が多く接種間隔も複雑でスケジュールが分かりづらいかと思いますが、適切なタイミングで忘れずに接種するようにしましょう。
予防接種のお勧めするスケジュールを下記に掲載しますので、こちらを参考に予約をお願いします。なお、「注射生ワクチン」を接種後、次の「注射生ワクチン」を接種するには27日間の間隔をおかなければいけませんのでご注意ください。経口生ワクチンや不活化ワクチンの接種間隔に制限はありません。
接種し忘れてしまった予防接種でも、スケジュールを組み直して接種できる場合があります。予防接種のことでご不明な点や心配なことがございましたらお気軽にご相談ください。
予約はこちらから

主なワクチンの接種推奨期間

下記期間外でも接種可能な場合もありますので、期間内に接種できない場合はご相談ください。

定期接種

ワクチン名 接種をお勧めする年齢
ロタウイルス
(経口生ワクチン)
1回目 【1価ワクチン】ロタリックスと【5価ワクチン】ロタテックがあります。
どちらでも選択可能ですが、2回目以降も原則として同一ワクチンを接種してください。
いずれも生後2か月~出生14週6日後まで
2回目 【1価ワクチン】ロタリックス:出生24週0日後までに、27日以上間隔をあけて1回接種(合計2回接種)
【5価ワクチン】ロタテック:出生32週0日後までに、それぞれ27日以上間隔をあけて2回接種(合計3回接種)
B型肝炎
(不活化ワクチン)
1回目
2回目
生後2か月~3か月の間に27日以上間隔をあけて2回接種
3回目 1回目の接種から139日以上、2回目の接種から 4~5か月の間隔をあけて1回接種(生後7か月~9か月未満)
Hib感染症
(不活化ワクチン)
初回 生後2か月~7か月未満の間に接種開始し、生後12か月までに27日~56日の間隔をあけて3回接種
追加 初回接種終了から、7か月~13か月の間隔をあけて1回接種
小児の肺炎球菌
(不活化ワクチン)
初回 生後2か月~7か月未満の間に接種開始し、生後12か月までに27日以上の間隔をあけて3回接種
追加 初回接種終了から、60日以上の間隔をあけて生後12か月~15か月未満の間に1回接種

四種混合
(DPT-IPV)
ジフテリア・百日せき・破傷風・急性灰白髄炎(ポリオ)(不活化ワクチン)

第1期初回 生後2か月~12か月の間に20日~56日の間隔をあけて3回接種
第1期追加 初回接種終了から、6か月以上の間隔をあけて生後12か月~18か月未満の間に1回接種

二種混合(DT)

百日せき・破傷風
(不活化ワクチン)

第2期 11歳中に1回接種
BCG (注射生ワクチン) 生後5か月~8か月未満の間に1回接種
麻しん・風しん(MR)
(注射生ワクチン)
第1期 生後12か月~24か月未満の間に1回接種
第2期 小学校入学1年前の4月1日から入学の年の3月31日までの間に1回接種
水痘(みずぼうそう)
(注射生ワクチン)
1回目 生後12か月~24か月未満の間に1回接種
2回目 初回接種終了から、6~12か月の間隔をあけて1回接種
日本脳炎
(不活化ワクチン)
第1期初回 3歳中に6日~28日の間隔で2回接種
第1期追加 初回接種からおおむね1年の間隔をあけて、4歳中に1回接種
第2期 9歳中に1回接種
ヒトパピローマウイルス感染症
【子宮頸がん予防】
(不活化ワクチン)

【2価ワクチン】サーバリックスと【4価ワクチン】ガーダシル【9価ワクチン】シルガード9があります。
いずれも選択可能ですが、2回目以降も原則として同一ワクチンを接種してください。
【2価ワクチン】サーバリックス
中学1年生の間に初回接種。初回接種から1か月後に2回目、初回接種から5〜6か月後に3回目接種
【4価ワクチン】ガーダシル
中学1年生の間に初回接種。初回接種から2か月後に2回目、初回接種から4~6か月後に3回目接種
【9価ワクチン】シルガード9
中学1年生の間に初回接種。初回接種から6か月後に2回目接種。ただし、初回接種が15歳以上の場合は、初回接種から2か月後に2回目、初回接種から6か月後に3回目接種

任意接種

ワクチン名 接種をお勧めする年齢
おたふくかぜ
(注射生ワクチン)
1回目 1歳中に1回接種
2回目 小学校入学1年前(5歳~6歳)に1回

 

ワクチン名 年齢別接種回数
インフルエンザワクチン 1回目 接種を希望されるすべてのお子様
2回目 6か月以上13歳未満のお子様

予防接種当日の注意点

16歳未満のお子様の予防接種の際には、必ず保護者の方が同伴でお越しください。
下記にあてはまる方は予防接種を受けていただくことができません。

  • 発熱(37.5℃以上) が認められるお子様
  • 急性疾患にかかっているお子様
  • 予防接種に含まれる成分で、強いアレルギー反応(アナフィラキシー)を起こしたことがあるお子様
  • その他、医師が不適当な状態と判断した場合

当日お持ちいただくもの

  • 診察券
  • 保険証
  • 医療証
  • 行政発行の予診票(定期予防接種)
  • 母子手帳(記録を残しますので、必ずご持参ください)

大人の予防接種

大人を対象とした主なワクチンは

  • インフルエンザ
  • 肺炎球菌(高齢者)
  • 帯状疱疹
  • おたふくかぜ
  • 麻しん・風しん

です。上記以外に海外渡航前のワクチン接種(トラベラーズワクチン)なども接種可能です。

インフルエンザワクチン

インフルエンザは寒い季節に流行することが多く、インフルエンザに感染している人の咳やくしゃみ、鼻水などから感染し、約1~3日間の潜伏期間の後に、38℃以上の突然の発熱や頭痛、全身倦怠感などが出現します。筋肉痛、関節痛などを伴うことが多く、続いて咳、鼻汁、のどの痛みなどの症状が出現します。典型的な経過としては、およそ1週間で回復しますが、高齢者や呼吸器、循環器、腎臓、糖尿病などの慢性疾患をもっている場合は、肺炎を合併し、入院が必要となったり死亡したりすることもあります。他に小児では中耳炎や脳症などの合併も挙げられます。いったん流行が始まると、短期間に多くの人へ感染が拡がります。重症化しないため、合併症を起こさないため、周りの人たちにうつさないためにも、ワクチン接種が大切です。高齢者は重症化や死亡につながる可能性が高いため、①65歳以上の方と②60~64歳で特定の疾患・障害がある方は定期接種の対象となっており、接種料の一部が公費で負担されます。詳細につきましては、市区町村などにご確認ください。
インフルエンザワクチンは接種期間を限定して接種を行います。接種時期が確定しましたらお知らせします。今しばらくお待ちください。

肺炎球菌(高齢者)

肺炎はわが国の死亡原因の第5位になっており、肺炎で亡くなる日本人のほとんどは65歳以上です。また、肺炎全体のうち1/4から1/3は肺炎球菌が原因と考えられています。肺炎球菌は感染している人の咳やくしゃみで飛散した飛沫を吸入することにより感染し、肺炎球菌性肺炎を引き起こします。
65歳以上の方や、喫煙歴のある方、肺や心臓、糖尿病などの持病をおもちの方は肺炎球菌ワクチンの接種をお勧めします。

 

2024年度以降は以下の方が定期接種の対象です。
接種当日、栗東市・草津市・守山市・野洲市のいずれかに住民登録があり、過去に高齢者の肺炎球菌ワクチンを接種していない、下記に該当する方。

対象1

65歳の方

対象2

「60歳から65歳未満の方で、心臓、腎臓、呼吸器の機能に自己の身辺の日常生活活動が極度に制限される程度の障害やヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に日常生活がほとんど不可能な程度の障害がある方」

当日お持ちいただくもの

  • 診察券
  • 保険証
  • 案内ハガキ
  • 接種料(自己負担金は住民登録のある市によって異なります)

帯状疱疹

子どもの頃にみずぼうそうとして発症した水痘・帯状疱疹ウイルスは、みずぼうそうが治った後も神経節という部位に長年に渡り潜んでいます。健康で免疫力が保たれている間は特に症状が出ることはありませんが、加齢やストレス、病気などが原因で免疫力が低下すると、神経節に潜んでいた水痘・帯状疱疹ウイルスが活動を再開することにより、帯状疱疹として発症します。

帯状疱疹を発症した場合には、抗ウイルス薬の投与などにより治療を行いますが、中には治りが悪く治療に時間がかかったり、治っても帯状疱疹後神経痛という後遺症が起こったりして、日常生活に支障をきたすことがあります。
帯状疱疹の発症は50歳以上で増加し、年齢を重ねるにつれてさらに増加します。おまけに後遺症も年齢とともに起こしやすくなると言われています。
帯状疱疹を発症しないため、発症しても軽症で済み、後遺症を起こしにくくするためにも、帯状疱疹ワクチンの接種をお勧めします。

帯状疱疹ワクチンの対象年齢は50歳以上です。
たにがわクリニックでは帯状疱疹のワクチンとして『乾燥弱毒生水痘ワクチン』と『シングリックス』の2種類を取り扱っています。『乾燥弱毒生水痘ワクチン』は子どもが水痘(みずぼうそう)予防のために1歳ころに接種するワクチンと同じもので、帯状疱疹予防として1回接種します。
『シングリックス』は大人の帯状疱疹予防専用のワクチンで2か月の間隔をあけて2回接種する必要があります。
この2種類のワクチンは効果や副反応などに違いがありますので、以下の表を参考にご検討ください。なお、どちらのワクチンにしようか決めかねておられる方はお気軽にご相談ください。

帯状疱疹ワクチンの比較表

乾燥弱毒生水痘ワクチン シングリックス
接種対象者 50歳以上
予防接種を受けることができない人 発熱をしている人
重篤な急性疾患にかかっている人
当該ワクチンの成分でアナフィラキシーを起こしたことがある人
免疫機能の低下している人
ステロイドや化学療法などの免疫を抑制する治療を受けている人
妊婦(ワクチン接種後は2か月間妊娠を避ける必要があり)
帯状疱疹発症抑制効果 51.3% 50歳以上で97.2%
70歳以上で89.8%
帯状疱疹後神経痛抑制効果 66.5% 50歳以上で100%
70歳以上で85.5%
効果の持続期間 約5年 9年以上
接種回数 1回接種 2か月の間隔をあけて2回接種
ワクチンの種類 生ワクチン 不活化ワクチン
接種方法 皮下注射 筋肉注射
副反応 接種部位の発赤、腫脹、痛み 接種部位の発赤、腫脹、痛み、筋肉痛、全身倦怠感、悪寒、発熱、頭痛

おたふくかぜ

子どもに比べて、大人のおたふくかぜは重症化しやすく、難聴などの後遺症により日常生活に支障をきたす可能性があります。おたふくかぜにかかったことのない人は、ワクチンの2回接種(4週間以上の間隔をあけて)をお勧めします。

風しん

風しんにかかっても症状が出ない場合もありますが、発熱や発疹が長く続いたり、関節痛が生じたりなど、大人は子どもよりも重症化することがあります。また、症状が軽くても人にうつす可能性があります。妊娠初期に感染すると、おなかの赤ちゃんにうつすことにより、先天性の難聴、白内障、心臓病などの障害を引き起こす可能性があります(先天性風しん症候群)。風しんにかかったことのない人は男性も女性も、ワクチンの2回接種(4週間以上の間隔をあけて)をお勧めします。

滋賀県では滋賀県内に居住する次に該当する方を対象に風しん抗体検査で免疫が不十分な場合、ワクチン費用の一部助成があります(MRワクチン1回)。助成内容の詳細については、市区町村などにご確認ください。
① 妊娠を希望する女性
② ①の女性の配偶者などの同居の方
③ 風しんの抗体価が低い妊婦の配偶者などの同居の方

また、1962年(昭和37年)4月2日から1979年(昭和54年)4月1日生まれの男性は、風しん抗体検査で免疫が不十分な場合、定期接種の対象になります(MRワクチン1回)。
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海外渡航前のワクチン接種(トラベラーズワクチン)

海外には日本とは異なる感染症の流行があり、海外で感染症など予期せぬ病気にかかってしまうと、日本のように保険が適用されず、経済的な負担が大きくなります。事前にワクチン接種をすることでその感染を防ぐことができます。渡航先(国)、滞在期間、渡航目的(仕事、留学、観光など)によって接種が義務付けられているワクチンもありますので、事前にご確認ください。海外渡航前のワクチン接種(トラベラーズワクチン)については、厚生労働省検疫(FORTH)に詳細な情報がありますのでご参照ください。

主なトラベラーズワクチン

  • A型肝炎
  • B型肝炎
  • 破傷風
  • 狂犬病
  • 急性灰白髄炎(ポリオ)
  • 髄膜炎菌 など

いずれも電話での事前予約が必要となります。

当院では予防接種のほか海外赴任・留学のための健康診断や各種書類も作成いたします。
※原則として保険外診療となります。
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